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【日 時】令和元年11月21日(木曜日) 18:45~20:45

【場 所】遠山病院 4階 講堂

【テーマ】「救急で気をつけなければいけない、徐脈と頻脈心電図のみかた」

【参加者】 42名

【講 師】 徐脈性不整脈: 山北 篤 技師   遠山病院

頻脈性不整脈 : 岸江 知哉 技師  済生会松阪総合病院

 

【内容】

第一部は「救急で気をつけなければいけない徐脈性不整脈」のタイトルで、山北篤技師より、徐脈時の症状、原因について、基本的な心電図のよみかた、BlockedPAC,(促進型)房室接合部・心室調律、洞不全症候群、junctional escaped rhythm 、ペーシング不全、急性下壁梗塞に伴った洞結節、房室接合部異常、高カリウム血症、心膜炎について講演していただいた。

第二部は「救急で気をつけなければいけない頻脈性不整脈」のタイトルで、岸江知哉技師より、洞頻脈、心房細動、心房粗動、AVNRT,AVR 、心室頻拍、偽性心室頻拍について講演していただいた。特に心室頻拍のところでは脚ブロックを伴った上室頻拍、心室内変更伝導を伴った上室頻拍との心電図波形による鑑別法のあとに、実際の心電図を呈示しながら詳細に解説していただいた。

二人の講師ともわかりやすく、日常臨床に即役立つ内容であり好評であった。

 

報告者作成者:臨床生理部門副部門長(循環生理分野)

辻井正人

【日 時】 令和元年11月8日(金) 18:30~20:30

【場 所】 三重大学医学部附属病院 病院棟12F 三医会ホール

【テーマ】 ・DD検査の基礎から採血管内凝固の影響について

LSIメディエンス 学術部 神永紗由里 講師

・APTT延長

伊勢市立総合病院 谷口彰 技師

【参加者】 19名

【内 容】

・DDの基礎から採血管内凝固の講義ではDDとFDPの関係や乖離したデータの考え方など基礎から解説いただき、生体内での反応と凝固の項目を再度確認する事が出来、有用であった。

採血管内凝固に関しては、どのような時に疑うかの確認方法も解説いただき、今後の日常業務に活用出来ると思われた。

・APTT延長の講義ではPT、APTTの基礎的なカスケードから解説いただいた。モニタリングのことやDOACの話も取り込み症例提示もあり、血液担当以外の方にも理解しやすい内容であったと思われた。

採血管内凝固の確認や臨床に報告するにあたって各施設の話も議論となった。

 

報告者:臨床血液部門 部門長 広瀬逸子

 

 

【日 時】令和元年9月14日(土)11:00~16:30

【場 所】鈴鹿医療科学大学千代崎キャンパス実験棟2F4528教室

【テーマ】

①末梢血の見方  豊橋市民病院 検査課 内田一豊技師

②フローサイトメーターの基礎とデータの見方

ベックマンコールター株式会社 ライフサイエンス事業部 マーケティング本部

フローサイトメトリーマーケティング アプリケーション 高野邦彦 講師

③骨髄の見方  岐阜市民病院 検査課 横山裕子技師

④細胞を見てみよう‼ 顕微鏡実習

【参加者】35名

【内容】

末梢血の見方 骨髄の見方の講義をしていただいた。

細胞の特徴や注意しなければならない細胞、データから疾患の推測まで初診者にもわかりやすく説明していただいた。細胞カウントするためのスライドの見方や、なぜそのように観察するのか!に関して説明があり、受講者はよく理解できたと思われた。

午後からは顕微鏡を使用し、細胞の観察をおこなった。様々な疾患の標本を供覧し、受講者は、ひとつひとつ細胞を観察し、理解できない点を質問していた。

最後はスライドを用いて、疾患を推測しそれぞれ意見交換をおこなった。

他施設の技師と同じ標本を観察し目合わせをすることは、標準化にも繋がりよい経験になったと思われた。

 

報告者:臨床血液部門 部門長 広瀬逸子