令和3年度 第2回 臨床生理部門 超音波分野勉強会報告
【日 時】令和3年8月21日(土曜日) 13:00~15:00
【場 所】オンライン開催(ZOOM使用)
【テーマ】超音波部門循環器エコーシリーズ企画② 大動脈弁疾患
【参加者】40名
【講 師】 1、大動脈弁疾患の心エコー 三重ハートセンター 柿本 将秀 技師
低流量低圧較差AS、奇異性低流量重症AS、術中の肉眼的所見との対比などを中心に
2、ハンズオン 右胸壁アプローチのやり方
3、大動脈弁疾患 Case report
症例1 済生会松阪総合病院 岸江 知哉 技師
症例2 松阪市民病院 豊﨑 光代 技師、小切間 美月 技師
Discasser: 三重ハートセンター 松林 正人 技師、柿本 将秀 技師
【内容】大動脈弁疾患の心エコーをテーマに勉強会を開催させていただきました。特に低流量低圧較差AS、奇異性低流量重症ASといった最近注目されている、ASの診断を中心に作成しました。また、術中の肉眼的所見との対比として、術中に切り取った大動脈弁とエコー像を対比するように提示させていただきました。
ハンズオン 右胸壁アプローチのやり方を中心に、描出のポイントや計測上の注意点を見てもらいました。
Case reportでは松阪市民病院から、若手技師がどういった見方をしているかを提示していただき、それに対し、指導を行っている技師より解説をいただきました。それをもとにみんなでディスカッションを行い、症例の共有を行いました。
済生会松阪総合病院からの症例では、LFLGの症例とARがASに及ぼす影響について発表していただき、有用なディスカッションをさせていただきました。
報告者 : 臨床生理部門 超音波分野実務委員 柿本 将秀
令和3年度 第1回 臨床生理部門 超音波分野勉強会報告
【日時】令和3年6月19日(土曜日) 13:00~15:00
【場所】ZOOM開催
【テーマ】循環器エコー シリーズ企画① 虚血性心疾患編
虚血性心疾患の基礎および合併症の理解を深める
【参加者】38名
【講師】 1.柿本 将秀 技師 三重ハートセンター
2.松林 正人 技師 三重ハートセンター
【内容】
1.虚血性心疾患の心エコー 虚血性心疾患の疫学、ポイントを絞ったエコーのとり方、壁運動異常の評 価 の仕方、虚血性心疾患ICMなどを中心に講演を行った。
2.虚血性心疾患の合併症 合併症を4つに分類し、10症例の心エコー画像や心電図を用いて、講演を行った。特に血栓の性状の変化などに注目が集まった。なかなか日常臨床で遭遇できないインパクトのある合併症のエコー像をたくさん見ることが出来て好評であった。
アンケート結果も満足行く内容との答えがほとんどであった。少し見にくいという意見が多く、今後は普段より大きくする必要があると感じた。超音波動画も長めに表示する必要があると感じた。北から南まで広い範囲の病院の方が参加していただいた。ZOOMによる開催のおかげだと思います。ありがとうございました。
報告者:臨床生理部門長 中島佳那子
超音波分野実務委員 柿本将秀