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令和3年度 第1回臨床一般検査部門 勉強会報告

【日 時】令和3年7月25日(日)

【場 所】オンライン開催(ZOOM使用)

【テーマ】新人・日当直者歓迎!!尿沈渣の基礎

【講 師】

  • 「非上皮細胞類の基礎・円柱の基礎」

講師:市立四日市病院 宇佐美真奈 技師

  • 「上皮細胞類の基礎」

講師:伊勢赤十字病院 前田るみ子 技師

  • 「異型細胞の基礎」

講師:尾鷲総合病院 村嶋宏子 技師

  • 「尿沈渣症例」

講師:四日市羽津医療センター 井上佳 技師

講師:松阪市民病院 辻佐江子 技師

【参加者】46名

【内 容】第一回の勉強会は一般部門としては初となるオンラインでZOOMアプリを 用いて行った。当日までに一度テスト配信を行うことで、当日はトラブルなく行うことが出来た。各基本成分の解説では、各々の部門員が基礎に基づいて解説を行った。基礎に基づいて最後には尿沈渣の症例を提示し、復習と実際のルーチンにおける考え方を解説した。受講者の様子が分からないため講師はいくばくかの違和感があったものの、無事に終えることが出来た。

報告者:臨床一般検査部門長 井上 佳

令和3年度 第1回生物化学分析部門 勉強会報告

【日 時】令和3年7月15日(木)19:00~20:00

【場 所】オンライン開催(ZOOM使用)

【題 名】「新型コロナウイルスの現状と検査の可能性」

【講 師】 村上 聡 講師

アボットジャパン合同会社 セールステクニカルソリューション部

【参加者】会員16名+アボット4名 計20名

【内 容】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が続いてる7/15に第1回生物化学分析部門勉強会を開催しました。東京ではデルタ株が猛威を振るい始め第5波が懸念されている時期の開催でありました。新型コロナウイルスの概略、感染後およびワクチン後の抗体価について海外・国内のエビデンス資料に基づき説明していただきました。S1-RBD抗体と中和活性、年齢別、疾患別(HD患者、抗がん剤治療中患者、血液疾患)のワクチン後の抗体価など普段疑問に思っていることも解決でき充実した勉強会であったと思います。zoomでの開催であるにも関わらずディスカッションも多く活気のある会となりました。今回、改めて新型コロナウィルス(SARS-CoV2)の現状を確認でき、理解を深め、それに関連する検査を講演して頂けたと思います。

報告者:生物化学分析部門長 小林千明

 

令和2年度 第1回生物化学分析部門 勉強会報告

【日時】令和2年10月22日(木) 19:00~20:00

【場所】三重県総合文化センター 生涯学習センター 中研修室

【テーマ】1)臨床検査の質の保証について学ぼう~精度管理の基礎~

2)令和元年 『改正医療法を立入検査』を終えて

3)ALP・LD常用基準法の改定(IFCC法)の準備は万全ですか?

【参加者】14名

【講 師】伊勢赤十字病院 加藤 真也 技師

(臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師)

小林 千明 技師

【概要】

コロナ禍の中、第1回生物化学分析部門勉強会を開催した。入り口で手指消毒を行い、健康チェック表に記載し、1テーブル1名で着席してもらい開始した。精度管理は臨床検査技師の必須アイテムであり、今回の法改正によりより一層重要度が増している。そこで、臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師である加藤真也技師に精度管理の基礎から、日常における精度管理、特異度と感度の求め方、尤度・歪度など多岐にわたる講義をしてもらった。またALP・LDの常用基準法の改定(IFCC法)においては8月時点で8施設が改定していたが、10月に入ってその施設は増えてはいるが、コロナ禍の中まだの施設もあった。IFCC法の特徴や変更にあたっての臨床への説明など技師がやるべきことを啓蒙した。また、法改正後の立入検査を終えられ不安の残っている施設もあり、たくさんの質問も出て、活発なディスカッションが行えた。

報告者: 生物化学分析部門長 小林 千明

令和3年度 第1回血液部門 勉強会報告

【日 時】令和3年8月6日(金)18:30~20:30

【場 所】オンライン開催(ZOOM使用)

(関係者は同時時間 三重県文化センター 生涯教育センター小研修室)

【テーマ】①血液像の見方

【講 師】桑名市総合医療センター 矢橋知子 技師

【テーマ】②骨髄像の見方

【講 師】鈴鹿回生病院 広瀬逸子 技師

【参加者】25名

【内容】①血液像の見方*これから血液像を見始める技師にもわかりやすく赤血球・白血球・血小板について詳しく説明してもらった。赤血球では形態や寒冷凝集・連銭形成など血算器でピットホールになる要素まで実際図を見ながら説明してもらった。白血球では好中球の分葉や異型リンパ球など迷いやすいものを実例として説明してもらった。血小板では凝集や大血小板大型血小板などピットホールについて説明してもらった。

②骨髄像の見方*骨髄検査をする疾患・穿刺方法から薄層塗抹標本と圧挫標本の作製・見方等基本のことから骨髄像観察手順・異形成の捉え方・骨髄観察の仕方・報告書の作製方法まで説明してもらった。

質問等はほとんどなく初めてのZOOM勉強会であったが視聴者からはスライドが身近で見ることが出来て良かった。基本的は内容で良かったと言った意見があった。

報告者:臨床血液部門長 広瀬逸子

 

 

 

令和2年度 第1回血液部門 勉強会報告

【日 時】令和2年8月21日(金)18:30~20:00

【場 所】三重県総合文化センター 中研修室

【テーマ】①MPNの遺伝子検査

②血液担当技師のための輸血の話

【参加者】15名

【講 師】①三重大学医学部附属病院 池尻 誠 技師

②鈴鹿回生病院 堤 泰夫 技師

【内容】

①MPNの基礎から疾患までの説明と実際珍しい症例を提示して経過を説明してもらった。ほぼ遺伝子検査は外注されている病院が多くなかなか結果解釈が難しいところではある。外注ではできない遺伝子検査も三重大学では実施したりしていて、どうやったら検査してもらえるか?また疾患によって積極的にやりたい検査は?などの質問があった。遺伝子の検査はほとんどの施設が外注であるためか、難しい!!結果の解釈もよくわからない!!と思ってしまう。しかしこれから診断には欠かせないものになってくるので積極的に勉強会に取り入れたいと思う。

②血液担当に理解しておいてほしい輸血検査として間接抗グロブリン試験、骨髄腫治療薬ダラツムマブで起こる影響、輸血による予測上昇率の計算式、異常反応について講義してもらった。日頃結果を一番に見るのは血液担当者であり、輸血後の結果を見るのも血液担当者である。輸血と血液が連携してやることで早く結果を返すことができるということは多々あると思う。今後も連携して業務に当たれるようしっかり知識をつけたいと思った。

*今回コロナの影響で参加者は少なかったものの、感染対策をしっかり行い皆の協力のもと第一回勉強会を開催することができました。

報告者 : 臨床血液部門長  広瀬逸子

 

令和2年度 第2回血液部門 勉強会報告

【日 時】 令和2年11月6日(金)18:30~20:00

【場 所】三重県総合文化センター 中研修室

【テーマ】①血液検査のピットホール

②凝固検査のピットホール

【参加者】26名

【講 師】①伊勢赤十字病院 中村 小織 技師

②鈴鹿回生病院 広瀬 逸子 技師

【内容】

日当直で困らないよう 新人技師、日当直でしか血液検査を行わない技師を対象にピットホールの紹介をした。

血液検査ではCBC測定の目的・採血管・生理的変動など基礎的なことをはじめ、赤血球恒数・血球容積・貧血の分類を講義し実際データーを表示しこのデーターの解釈、解決策など分かりやすく説明してもらった。

凝固検査では凝固のカスケートをおさらいし抗凝固剤・血液との割合 なぜ採血な規定量でないといけないのか?・採血の順番・検体保存の温度を講義し実際データーを表示しデーターの解釈、解説策を説明した。

どちらの検査もピットホールを理解しておけば間違ったデーターを返すことはないと思う。再検して同じだから送った!!ということでは間違った診断・処置をすることもあると思う。

日常業務でも十分遭遇することなので今後の業務に役立ててもらいたい。

今回血液担当ではない技師がほとんどでありし質問はあまり出なかった。血液担当者からは検体乳びの時の対処法・偽性血小板減少症時の対処法など各施設どのようにしているか?といった質問があった。

*今回コロナの影響で参加者は少なかったものの、感染対策をしっかり行い皆の協力のもと第2回勉強会を開催することができました。

報告者 : 臨床血液部門長  広瀬逸子